こぎくや便り

着物と、暮らしと、時々バイク。日常の好きなことを綴ってまいります。

遠い人に伝えて…

みなさまこんにちは。

こぎくでございます。

ご訪問ありがとうございます。

 

書きかけの記事があったのですが…

悲しみのあまり手が進みません。

 

西城秀樹さんが亡くなられたと、ニュースで知りました。

 

63歳という若さで、です。

 

西城秀樹さん。

親しみを込めて、ヒデキ、と呼ばせてください。

 

子どもの頃からずっとテレビの中で見ていて、ヒデキの全盛期には、特別好きだという感情はありませんでした。

(全盛期にはおさな過ぎて、少し分かるようになった頃には、聖子ちゃん達がデビューしていましたのでね)

大人になるにつれ、自分自身が、歌うことが好きだと自覚するにつれ、ヒデキの、その歌声の魅力にひかれるように。

 

高校生の頃はバンドブームにも引っ張られ、大学時代はHR/HMにもひかれましたが、やはり万博生まれの私、昭和の歌謡曲がいつも心の真ん中にあったのだと思います。

 

ヒデキの名曲の数々。

もちろん、作曲家、作詞家の先生方の作品ではありますが、ヒデキの歌唱力あってこそ、名曲となり得たのだと思っています。

 

僭越ながら、私もカラオケの十八番にさせていただいておりました…もちろん、ヒデキの足元にも及びませんが…

 

バンドマンたちがヒデキの歌をこぞってカバーした、こんなトリビュートアルバムがあります。

 

西城秀樹ROCKトリビュート

西城秀樹ROCKトリビュート

 

 

 

付録の漫画に、アーティストたちの熱いヒデキ愛が語られていて、ヒデキの影響力の大きさにあらためて気付きました。

このCDを無理やり友人に聴かせて、ね!いいでしょ⁉︎本人の歌はもっと良いのよー‼︎と迫ったことも…

 

行きたかったヒデキのディナーショー。

あちこち友人たちに声をかけて誘ったのですが、周りには一緒に行ってくれる人がおらず、諦めてしまっていたことが心残りです。

 

その後悔もあり、彼が壮絶なリハビリを経て脳梗塞から復活し、コンサート活動を再開された時、居ても立っても居られない想いで、厚生年金会館に馳せ参じました。

一人きりで。

おめかしをして。

 

途中、ハイスツールに身体を預け、長めのトーク時間を挟みながらも、口もとが少し不自由ながらも、往年の名曲を熱唱してくれた姿が忘れられません。

 

我が家の家宝。

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大好きでした。

厳しいリハビリ、病を押してのコンサート、本当にお疲れさまでした。

 

「悲しみはあまりにも大きい。

  青空よ遠い人に伝えて

  さよならと。」

 

(「ブルースカイブルー」より

作詞 阿久悠 / 作曲 馬飼野康二

 

ファンのみなさんの気持ちのような歌詞。

 

今はただ、安らかに。

 

多くのときめきと感動を与えてくれた、西城秀樹さんに、心よりの感謝を込めて。

ありがとうございました。

 

 

こぎく