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こぎくや便り

普段着物生活のあれこれや、お稽古事の記録などを綴ります

感謝とご報告 『山村若佐紀 上方舞 夏の会』 (前編)

みなさまこんにちは。

こぎくやです。

 

先日よりお知らせしておりました通り、8月30日(日)、国立文楽劇場小ホールにて行われた、『山村若佐紀 上方舞 夏の会』に出演させて頂きました。

当日は雨模様にもかかわらず、たくさんのお客様がお越し下さり、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

当日の様子をご報告したいと思います。

初めてのことゆえ浮かれており、少し長くなりますが、お付き合い下さいませ。

尚、使用している画像には便宜上『こぎくや』ロゴを入れておりますが、社中公認ブロガータカオさんはじめ、姉弟子の静和さん静奈さん、また、ご来場下さった皆さまより頂いたものを使わせて頂いております。

写真をお送り下さった皆さま、ありがとうございます(*´ω`)

 

はぁ...

初舞台から、はや、一週間。

あれは本当に起きた出来事なんやろか?とさえ思える、夢のような時間を過ごさせて頂きました。

 

まず、朝9時に会場入りし、楽屋へ。

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楽屋入口に、師匠のお名前と一緒に自分の名前が!

ドキドキしながら入室すると、既に他の方々の衣裳が吊るしてあります。

せっかくアイロンがけした衣裳、スーツケースに入れっぱなしだと皺くちゃになりますものね。私もすぐに出しました。

 

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若佐紀先生の会の、揃いの反物です。

『浴衣』ですが、舞台衣裳ですので、普通の仕立てではありません。

比翼がついて、袖口と裾まわしに薄くふきが入っています。

(私のは何故か布団並みにふかふかでしたが…裾まわし部分は別画像をご覧下さい)

 

そして楽屋着の浴衣に着替えて、化粧師さんのところへ。

奥では7歳児Mちゃんのママ、タカオさんが念入りにカメラチェック!

私の陰に隠れて全然見えていませんが、Ⅿちゃんも同時にお化粧してもらっています。

 

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さて、まずは肩を出して、上から布でカバー。

(肩の痣は四十路以上にのみ通じる注射の痕ですね...苦笑)

そして顔に下地油を伸ばします。

この油がまた大変硬く、顔師さんが掌をなんどもこすり合わせて体温で溶かしてから塗って下さいます。それでもまだ硬いのか、顔が引っ張られて痛いほど!

白塗りの下地って、こんなに大変だったんですね。

 

下地が済んだら、白粉を水で溶いたものを、刷毛で伸ばしていきます。

今回の演目では、衣紋を大きく抜きますので、こんなところまでぬかりなく。

 

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白塗り完成!

 

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腕も白く塗って下さっています。袖口からチラっと見えていますね。 

和室で正座しての作業だったため、若干顔が強張っておりますのはご容赦下さいませ。

この後、男衆さんに着つけてもらいます。

 

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着付けも終え、ヅラ装着待ちの二人。

私、既に嬉しくって、笑いたいのを必死に堪えております。

でもお粉がひび割れるので、本当は笑うの厳禁なんですよー‼

 

お気付きでしょうか?この時点で手の先まで真っ白。

衣裳が汚れるといけないので、手先だけは衣裳を着付けてから塗って下さるんです。

手で触れるだけでも白い粉が衣裳に付きますから、手ぬぐいでガード。

何も持たずに楽屋を出ていたので、姉弟子のKさんが貸して下さいました。Kさんありがとうございました。

 

鬘装着!

 

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衣裳も鬘も、演目の『岸の柳』に似合ったものを選んで下さっています。

初夏の風情が感じられる爽やかな拵え。

帯結びは袋帯での本角出し。ぷっくり膨らんだ形が何とも言えず色っぽい。

(やっぱり嬉しそう...振り返って考えると、この時点ですでに半分以上終わった気分になっていたのかもしれません...笑)

 

一緒に準備していた7歳児Ⅿちゃん。

この後とっても可愛らしい『藤娘』になります!

 

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私と同じく初舞台を踏まれる姉弟子Fさん。

美しい...艶やかです!

演目は『縁の綱』。

恋の成就を祈る艶っぽい唄です。

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この後Ⅿちゃん、私、Fさんと、順に本番の舞台に向かいます!

(舞台の写真はございませんので、文字のみでお楽しみ下さい)

 

舞台袖で若佐紀先生、若静紀先生にご挨拶の後、舞台の中央を確認し、大体の立ち位置を見ておきます。その後下手に移動して、出だしの決めポーズを。

それまでは準備の慌ただしさと、お化粧、衣裳と鬘を付けてもらった嬉しさで舞い上がっていたのが、ここに来て一気に我に返り、緊張が襲ってきました...

心臓は早鐘のように打ち始めます!

曲のイントロが始まり 一歩、二歩と進んで行くと客席の皆さんが...

ほとんど見えませんでした。

目が悪いのと、照明が強く、客席が暗かったのとで、一列目のお客様が辛うじて見えるくらい。

 

え?見えへんやん?

と分かるとちょっと気持ちも落ち着いて、三味線の音と唄にあわせて手足が動き始めました。

 

途中、要所、要所で、お稽古場での静紀先生の声が思い出されました。

そこはもたれて、腕まっすぐですよ、首動かしたらあきませんよ、一回ずつちゃんと止まって下さいね~って。

もしかしたら、舞台袖で心配して見て下さっていた先生のお気持ちが、声になって届いたのかもしれません⁉︎

 

ツルツルの舞台に滑りそうになる失敗はありましたが、頭が真っ白になって振りが飛ぶという事態もなく、内容はともあれ、なんとか最後まで舞い終えることが出来ました。

 

幕が下り、舞台袖に下がり、若佐紀先生、静紀先生にお礼を申し上げる瞬間、胸が熱くなり、目元もじんわり潤み…

 

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が、楽屋に戻る時にはホッとして、思わず顔も緩みました(笑)

 

姉弟子Fさんの舞台も無事終わり、Mちゃんと三人でロビーに出て、お越し下さったお客様にご挨拶を。

 

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うふふ〜みんな解放感にあふれた顔ですね(笑)

 

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左上から

たいるちゃんエミさん西岡さん須賀さんこあらちゃんKellyさんケロたんちゃん

ありがとうございました( ´ ▽ ` )

写真撮りそびれましたが、琴さんmayさんもありがとうございました♡

 

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社中の姉妹弟子の方々、東京教室から駆け付けて下さった方々も、皆さまの温かいご声援、誠にありがとうございました。本当に嬉しかったです!

 

長くなりましたので、本日はこの辺りにて失礼させていただき、後編に続きます。

 

こぎく

 

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