浪曲って素晴らしい♡
みなさまこんにちは。
こぎくやでございます。
気付けばもう2月!
そして今日は立春。
ようやく寒さも山を越えたところでしょうか。
先月後半は寒波のせいか、身体のあらゆるところに神経痛が出て(あ、古傷が原因ですのよ、あくまでも古傷が…汗)ひたすらカイロを貼って、寒波と痛みが去るのを待ち焦がれておりました。
そんな一月最後の日、舞の弟子仲間、千松ちゃんとお出かけしてまいりました。
『沢村豊子・さくら 曲師の親子会』
曲師とは?
この三味線には譜面が無いのです。常にお互いの呼吸を感じながら、片や語り、節をうなり、また片や三味線で煽り、合いの手を入れて、物語が佳境に入れば三味線がさらに押し上げ、悲しい場面では切ない音色が胸を刺し…う〜ん、書いてるだけでも緊張感が…ほんま、真剣勝負ですね。
この三味線の音色、曲師さんによっても少しずつ雰囲気が変わる気がします。豊子師匠の音、さくらさんの音。でも、浪曲師さん曰く、お二方の三味線は『テが同じ』なのだそうです。(左右の手の動き、クセなどのことのようです)が、初心者の私にはそれがまだ分からない…残念(>人<;)もっとたくさん聴きたいっ‼︎
この日の演目
五月一秀『神戸の長吉』 曲師 沢村さくら
三味線コーナー 沢村豊子、沢村さくら
進行 玉川奈々福、五月一秀
仲入り
京山小圓嬢『東雲座』曲師沢村豊子
東家浦太郎『野狐三次』曲師沢村さくら
小圓嬢師匠、一秀師匠は大阪で長年ご活躍の浪曲師さんですが、奈々福さん、浦太郎師匠はお江戸からお越しです。
奈々福さんの演目(当初お楽しみ、とあったのを帰宅後ネットで検索したため、タイトルが正しいかどうかは若干不安です…すみません)は、ひょんなことから曲師の豊子師匠と同居生活を送ったお話!恨み節であるかのような台詞ばかりでしたが(笑)溢れ出る豊子師匠への愛情と感謝のお気持ち♡何物にも代え難い、宝物のような、濃ゆい二年間だったのでしょうね〜
小圓嬢師匠は、その小さなお身体のどこからそんな声が⁉︎と思うほど張りと艶のあるお声で、情感たっぷりに聴かせて下さいました。
仲入りでは、この日ご出演では無いはずの、天中軒雲月師匠が、CDやDVDの物販をお手伝いされていらしたのですが、何せ浪曲師、声がめっちゃ通ります!次々と買い求める手が上がり、仲入り時間いっぱいまであっちへこっちへ大忙しで走り回ってはりました。なんとも贅沢な物販ですね〜(笑)
笑って泣いて、曲師さんと浪曲師さんとの掛け合いをたっぷり楽しんで、大満足な一日でした。
初めて生で浪曲を聴いてから約一年。回を重ねるごとに好きになっています。
この日は会場に同年代のお客さんも多く見受けられました。(普段はもっと平均年齢高め〜by千松ちゃん)
同年代のみならず、もっと若い年代の方々にも、生の浪曲を聴いてもらいたいものです♡
こぎく