こぎくや便り

着物と、暮らしと、時々バイク。日常の好きなことを綴ってまいります。

春を告げる獅子の舞

みなさまこんにちは。

こぎくでございます。

ご訪問ありがとうございます😊

 

前回の更新から一週間も経ってしまいました。

みなさま忘れないでくださいねヽ(´o`;

 

平日の帰宅が遅くなっていたこともありますが、少し書き方で悩むところがあり、なかなかまとまらず。

下手な文章が余計に読みづらいかと思いますが、お付き合い下さいましたら幸いです。

 

***

 

先週日曜日、午前中に従姉の着付けお稽古をして来ました!

二回目で、お着物半分まで進みました〜

そしてうにちゃんが階段の上から覗きに来てくれた♡

どちらも少し進みました♪

 

午後は洋服とスニーカーに着替え、車を置いて山に続く道をてくてく…

 

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この日は地域のお祭り!

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山奥に金毘羅さんをお祀りしており、毎年春にお祭りが行われています。

 

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いつの間にか案内板が建ってる!

 

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いつの間にかセメント舗装されてる(・□・;)

 

子どもの頃、お祭りのメインは餅まきのみでしたが、地元の伝統芸能である獅子舞を復活させる活動が数年前から行われていると父から聞いていたので、是非見てみたい!と、ずっとこの日を楽しみに待っていました。

 

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山道も舗装されてる!

でも、急勾配が中年にはキツかったヽ(´o`;

こんな辛い道やった?と思いながらえっちらおっちら。

 

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朽木の中から新芽が!春ですね〜

(この芽は木とは全く関係ない…笹ですね!自然のたくましさよ…)

 

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既に多くの人が集まっていました。

定刻となり、いよいよ獅子舞の奉納。

 

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こちらのお獅子さんは二人立ちで舞うようです。

青い身体に黒塗りのキリリとしたお顔立ち。

なかなかの男前さん♡

(…ん?お獅子さんって、男子なのかしらん?)

 

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この日の演目『高うなれ、低うなれ』から、肩車の大技!

 

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たてがみ部分を折紙で飾っているのが、手作り感があって親しみが湧きます。

 

この獅子舞は、40年程前から担い手不足で中断していたそう。

若い頃の父も、獅子舞の舞い手として、お祭りに参加していたそうです。

当時は櫓の上で逆立ちするような大技もあったのだとか。(父はそこでひっくり返って落ちそうになったらしい…)

 

担い手として活躍してほしい、父たちの下の世代が少なくなり、とうとう中断されたのだと聞きました。

 

今回復活させるために、当時を覚えている古参の方々が、若い世代を指導されています。

そして、唯一笛の奏法を覚えていた叔父が子どもたちに教えつつ、みんなでお囃子を担当。

フルート経験を買われてスカウトされた子もいるとか♪

 

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叔父だけ地べたに座ってます…きっと当時はそれが当たり前の姿だったのでしょうね。

女の子は腰回りを冷やしちゃいけませんから、椅子に座るのが望ましいです!

 

五曲の演目をお披露目して、獅子舞はお開きとなり、お祭りはメインの餅まきへと移りました。

 

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目の前に転がって来たお餅数個と、従姉から分けてもらった福餅♡帰るなり冷凍庫に入れました。

ゆっくり時間を取れる日に善哉でも作ってよばれようと思います。

 

***

 

ところで、地域の伝統が中断してしまう原因は、若者が減ったことだけではないかもしれない、そんな気がしています。

 

ここからは、私の勝手な思い込みが多分に入っておりますので、お含み頂ければと思います。

 

ちょっと固い話になりますが、明治から続く急激な価値観の変化に、占領下で始まった、更に新たな価値観を持つ教育方針が加わったことで、旧来の伝統的なものは過去の遺産と思わせる風潮が、当時の親世代から子ども世代に至るまで、日本中に浸透してしまったのだろうと想像しています。

 

そうした空気感の中、山あいの小さな村で地域芸能を継いでいくことには、魅力を感じられなくなってしまったのではないかなと。

 

昔はお祭りを催す意味や、獅子舞を奉納する意味などは、代々、常の生活の中で教わってきたでしょうし、万物に神が宿り、自然に感謝するという意識もごく当たり前のこととしてあったと思いますが、生活様式が変わり、興味の対象となる文化も変わり、いつの間にか家族の間で地域の神様の話題が出ることが減ってしまったのでしょう。

 

言葉が足りなさ過ぎて、内容が全く伝わらないかもしれません…

しかもこんなことを書いていながら、じゃぁ、地域芸能は続けるべきなのか、地域芸能の何が良いのだ、と問われると、そのどちらも分かりません。

ただただ好きというだけです。

 

失われてしまう前に、これまで続いて来た伝統が何故続いて来たのか、どんな意味があるのか、少し興味を持ってみても良いのではないかなと、最近、そう思うのです。

 

何の検証もせず古いもの全てをばっさり切り捨てて、完全に失ってしまったら、取り戻せないですよね。

 

***

 

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お祭りの日の空。

 

来年も、その先も、またその先も、ずっと、こんな青空の下で、地元の獅子舞を見たいなと思いながら、山道を降りて帰りました。

 

 

こぎく

 

葉月さま♪(id:s-kumakuma)

ブックマークコメントありがとうございます😊

うう…嬉しいです…忘れずにいてくれて…ありがとう〜(;_;)

本当に!心が充実の一日となりました!身体は陽に当たってくらくらしたけどね(笑)

 

rikorikoさま♪(id:remonadesmile)

ブックマークコメントありがとうございます😊

そうなんですよね〜若者は大志を抱くものとはいえ…田舎から出るだけが人生じゃ無いよ!と言ってあげたいです…20代の頃の自分にも…