食養生のこと*食事って、大切②
みなさまこんにちは。
こぎくでございます。
ご訪問ありがとうございます。
人の健康のことを心配していたら、自分が揺らいでおりました(汗)
お灸と黒糖しょうが湯と湯たんぽで養生して、やっと浮上。
黒糖しょうが湯は、この日買ったもの⇨☆
ひとつ残っていてよかった。
また買いに行かねば。
***
ところで。
先日の記事へのアクセスがとても多くて、私、ちょっと、おののいております(;・∀・)
糖尿病への関心の高さがうかがえますね。
私自身、空腹時に震えることがあったり、血糖値スパイク?と思えるほどの食後の眠気があったり、身内に糖尿病患者が多かったり、などなど、不安材料が多くあるため、これを機に糖尿病のことを知っておきたいと思い、調べたことを書き留めておこうと思います。
※あくまでも素人がネット検索した内容の覚え書きですので、その旨ご承知おきください。
1.糖尿病の概要
※Ⅱ型糖尿病についての基本的な情報の覚え書きです。
間違いがあればコメント欄でお教えください。
・食事で摂った栄養分の一部が糖となって腸から吸収される
・血液に乗って体内各部に運ばれた糖は、インスリンの助けにより細胞に取り込まれる
・糖尿病になると、インスリンが十分に働かず、糖を細胞に取り込めず、血液中に糖が溢れる(高血糖)
・「インスリンが十分に働かない」のは
①分泌量低下(膵臓機能の低下)
②インスリン抵抗性(分泌量は十分だが、運動不足や食べすぎなどで肥満になると、インスリンの効果が十分に発揮されない)
・高血糖が長期間続くと、血管や繋がる臓器が傷付いたり詰まったりして、様々な合併症を引き起こす
(三大合併症:糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症)
私の身内の場合、兄は②に当てはまると思いますが、祖父などはとても細身で、晩年近くまで畑仕事をするなど、運動もしていたのに糖尿病となったこともあり、遺伝的に①の要因も持ち合わせているのではないかと、勝手に想像しています。
※親族の中には、ほっそりしていて甘いものを好まないにも関わらず糖尿病になり、調べてみたら膵臓の大きさが平均の半分ほどしかなく、分泌量が少なかったという人もいます。
※日本人は欧米人に比べて、元々インスリン分泌能力が低いという記載も多く読みました。
食生活の欧米化による糖尿病の増加って、そういうことも関係しているのですね...(◎_◎;)
2.初期症状
・喉が渇き、水をよく飲む(高血糖で血液が濃くなるため、脳が脱水と判断、水を飲む指令を出す)
・(水をたくさん飲んだ結果)尿の回数が増える
・痩せる(糖を体内に取り込めなくなり、糖の代わりのエネルギーとして脂肪や筋肉をエネルギーに変える)
・(筋力低下の結果)疲れやすくなる
・食後の猛烈な眠気
兄の場合、病気と診断されて食事を変えるまでは、一日3リットル以上もの水分を摂っていたそうで、尿の量も多く、就寝中も一晩に2回、トイレに起きるほどだったとのこと…!(◎_◎;)
急に痩せだしたりはしていなかったので(何しろ体重を聞いて吃驚仰天しましたしね...)、まだごく初期段階だったのでしょう。早めに気付いて良かったよ...うん、本当…( ;∀;)
食事療法を始めてからは、水分の摂取量も目に見えて減り(なぜか飲めなくなった、と言ってました。職場に持参していた水筒も、中身が残ったまま帰宅するようになったそうです)、代わりに、それまで食べたいと思いもしなかったトマトやキュウリを食べたくなった、と言っていたので、それまでの異常な水分摂取は、やはり、病気によるものだったのでしょうね。
医者ではないのであくまでも推測ですが。。。
3.薬膳(初期)
・中医学では糖尿病の初期は熱がこもると考える(熱がこもる⇒喉が渇く⇒水分摂り過ぎ⇒尿が増える)
・熱を取り、身体に必要な水分を与える(※↑で摂り過ぎた水分と身体に必要な水分は別のもの...みたいです)
熱を取り、身体に必要な水分を与えてくれる食べ物...
代表的なものは夏野菜ですね。
トマトにキュウリ!まさに!兄ちゃんビンゴ!!
その他ゴーヤ、セロリ、オクラ、等々。
白菜やれんこんといった秋冬の野菜や、果物の梨など、夏野菜の他にも、熱を冷ましたり、必要な水分を与えてくれるものは他にもたくさんあるみたいです。
八百屋さんの店先にあるような緑の野菜や白い野菜...というところでしょうか。
つまるところ、特効薬的な食べ物や食べ方はなくて、季節の変化に応じて、その時期の旬な野菜を、バランスよく食べていれば良い、ということでしょうね。
※身体の熱を取ってくれる野菜には、身体を冷やす作用があるものも多いようなので、胃腸の弱い人や冷えている人は、食べ方や、食べる量に注意です。
(私自身、瓜系のものを生で食べるのは真夏だけ。冬には全く食べませんし、コンビニの野菜サラダは少しチンしてから食べます笑)
もちろん、胃腸が弱くなくても、食べすぎや、ばっかり食べはダメだと思います...
***
兄の食事療法ですが、前回載せた以外にもいくつか写真を送ってもらったので、その他、兄が気を付けていることも合わせてご紹介しますね。
(本人は、変わり映えしないマンネリご飯だから見飽きるよ、と言っていたのですが...文字だけだとやっぱり物足りない...)
晩ごはん
上段左から、玄米、高野豆腐の煮物、炒め物(豚、もやし、アスパラガス、舞茸)
下段、もずく、サラダ(トマト、ゆで卵、しらす、豆ミックス、きゅうり)、納豆+めかぶ
晩ごはん
焼き野菜(茄子、ピーマン、ホワイトアスパラガス)、カレー(野菜ミックスにトマトを追加してルー控え目に、鶏むね)
カレーの玉ねぎが糖質の為、ごはんは無し(←この話を聞くまで玉ねぎが糖質だと知らなかった...)
お弁当
茹でブロッコリー、オムレツ(具は自家製ミックス野菜)、プチトマト、鶏むねのハーブソテー、玄米ごはん(鶏むねの下に)、もやしスープ
お弁当
茹でブロッコリー、茹で卵、プチトマト、鶏むね肉のハーブソテー、玄米ご飯、自家製ミックス野菜のスープ
晩ごはん
上段:もずく、カツオのたたき、玄米ご飯
下段:納豆+めかぶ、鯖と野菜のトマトスープ、炒め物(豚、アスパラガス)
晩ごはん
上段:玄米ご飯、サラダ、高野豆腐の煮物、もずく
下段:納豆+めかぶ、焼き鮭、豆腐のお味噌汁
最近のお昼ごはん
スープ、高野豆腐、鶏むね肉入りサラダ、焼き鯖
この頃では、家にいることもあり、ご飯やパンは朝だけにしたりしているようです。
確かに、写真の絵面は似たような感じが続いていますが、少しずつ手を加えて工夫しているみたいですね。
全体を通して、ご飯と脂質が控え目、たんぱく質と野菜が多め。
ご飯を控えるのは、もちろん、糖質摂取を抑えて血糖値を下げ、血管や内臓への負担を減らすためですよね。
薬膳では、ご飯や芋類は『補気』といって、身体に『氣』を補ってくれる食材なので、減らしすぎると元気が出なくなったりするようなので、全く食べないよりは、量と時間を考えて食べると良さそうです。
※玄米は、ロウカット玄米というのを食べているそうです。
白米感覚で食べる玄米 『金芽ロウカット玄米』 玄米のカラ(殻)をむいた新玄米www.toyo-rice.jp
私自身は胃が弱くて玄米を諦めたのですが(食べると胃がもたれて悶絶後、吹き出物が止まらなくなったため)、これなら食べられるかも?再導入してみようかなぁ...
あと、水泳やサイクリングから帰宅したら、すぐに、常温の豆乳か牛乳を飲むようにしているそうです。(筋肉をつけるためには、運動後すぐのたんぱく質摂取が良いとされているため)
あれから筋肉量は増えたのかな?
おやつ
ドライフルーツに、ナッツ...ではないですよね…タネ?を、おやつの仲間に入れたそうです。
果糖が若干心配ではあるけれど(果糖は一番太りやすいって聞きますし…)、歯ごたえで満足感が得られやすく、何よりも、ミネラルや食物繊維を補給出来るので、ジャンクなおやつを食べるよりは断然こちらの方がいいですよね。
私がすすめたのは『枸杞の実』です。
枸杞の実は、身体に潤いを与えてくれるもので、目にも良いし、お年頃の私たちにとっても、実に嬉しい食材なのです。(私はお茶に混ぜてエキスを飲んでいます)
はじめは「杏仁豆腐に乗ってるのしか見たことない」と言ってた兄でしたが、イオンのドライフルーツ売り場で見つけて買ってきたようです。
ふふふ。
頑張れ〜(´∀`*)
※枸杞の実は食べ過ぎると副作用があるようなので、ご注意ください。
(1日の摂取量は10〜20gまでとのこと)
※通経作用があると言われているため、妊婦さんや授乳中の方には禁忌だとのことです。
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今のご時世、誘惑はあちこちに溢れていて、食養生を続けるのはなかなか大変なことですが、なんとか健康な身体を取り戻してほしいと思います。
私も調子悪いのに、アイスなんて食べてる場合じゃないです…食べたのかよ!っていう…だから長引くし、治らない…兄妹の性格の差が、行動の差にくっきり出ていますね(汗)
基礎疾患があると、今現在猛威を振るっている感染症の症状が深刻なものになると聞きますしね。
あと。
食養生に追加してやってほしいことは…
早く寝てー!
血は、夜、寝ている間に造られます。
十分な血があって、はじめて、元気な身体が作れますし、代謝も上がります。
兄は寝不足気味のようなので、それが心配です。
今の時期だからこそ、健康でいることがなんて有り難いことかと、身に染みて感じています。
兄だけではなく、糖尿で闘病中の方がたくさんいらっしゃると思います。
みなさまもどうぞ、お身体最優先で、養生なさってくださいね。
こぎく