思い出し懐かしご飯
みなさまこんにちは。
こぎくでございます。
ご訪問ありがとうございます😊
今日の記事は、三年前、途中まで書きかけて放置していたものを完成させたものです。
いつか続きを書こうと思いながら、そのままになっていましたが、書き始めてからちょうど丸三年経ったようなので、これを機に、すっきり昇華させて色々手放そうと(⇦大げさ…)。
***以下、放置していた内容です***
春の兆しが見えて来ましたね〜
(※2017年の2月です)
そろそろ春の食卓を意識したいところですが、冬の炊き込みご飯をご紹介。
年末からこちら、慌ただしい日が続き、毎日の生活が不規則になり、食事も作れない日が続いたりしておりました。
夫が夕食を作ってくれることも増えましたが、帰宅するタイミングによっては外食やお惣菜に頼ったりすることもしばしばで、内容が偏ってくるのは避けられず…
そんな折り、ひと月に一度通う病院で血液検査があり、通常なら次回通院の時に結果を教えて下さるところ、翌々日に電話がかかって来て、
『また貧血が酷くなって来てますね、でも、今なら食事で改善出来る範囲ですから、鉄分摂るよう気を付けて下さいね。』
って…
がぁぁぁん…(´;ω;`)
・そう言われてみれば、階段を上るのが辛く、途中で息切れすることが増えた…
(貧血になると血液中の酸素量が減るため、心肺に負担が掛かるのだそうです)
・そう言われてみれば、最近胃の調子が良くなく、肌荒れ、唇の荒れが酷くなってきていた…
(貧血になると粘膜が弱くなるため、胃腸が弱るのだそうです)
※上記は聞きかじりですので、正確なことは、お医者様にご相談して下さいませ。
がぁぁぁん…(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
***
と、ここまで書いておりました。
(振り返ると常に血が足りない私…そりゃ三年後の今、激しく揺らぐはずです…)
で、三年前、血を増やそうと作ったのが『烏賊ごはん』でした。
遠い昔、冬になるとよく母親が作っていた炊き込みごはんです。
薬膳を教わるようになって、なぜ冬に食べていたのかがよく分かりました。
烏賊は、薬膳的には
肝腎に帰経
補血、滋陰
(肝と腎に働きかけ、血を補って、身体を潤わせる食材、とのこと)
自分の知識が、ここで詳しく説明出来るレベルではないのがもどかしいのですが、冬場に食べておきたい食材には違いないです(⇦説得力皆無ですね…汗)
祖父母から冬は烏賊ごはん!と刷り込まれていたからなのか、冬に烏賊が安く出回っていたからなのかは謎のままなのですが、何十年も経ってから、『お母ちゃんナイスやったんやん!』と、写真に向かって感謝することになりました(笑)
三年前の写真で、これを容器に詰めていたのは、懐かしの烏賊ごはんを父親に食べさせたかったからでした。
いそいそと実家に帰ったのに、その日の夕食前、父が血糖値221mg/dlという数値を叩き出すというハプニングが…(汗)
食欲に勝てない父は『懐かしいなぁ〜』と一緒に楽しんでくれましたが、この日の少し後から段々と調子を崩していき、結局、父にとって、これが最後の烏賊ごはんとなりました。
わざわざ作って持ってきた私に気を遣ってくれたのかもしれませんが、私としては、父がこのタイミングで母への感謝を思い出してくれてよかったです(苦笑)
***
せっかくなので、ざっくりレシピをご紹介。
お米・・・三合
烏賊・・・スルメイカ(※1、2)なら一杯(だいたい1センチ幅、5センチ長さほどの短冊に)
大根・・・5センチくらいの長さ(烏賊より小さめの短冊に)
淡口醤油・・・大さじ3
お酒・・・大さじ2
みりん・・・大さじ2
お出汁(※3)・・・お醤油+お酒+みりん+お出汁で、お米三合の水加減よりも気持ち程度少なめになるように調整。
※1烏賊の種類は、甲イカなど柔らかめのものでも。(⇦柔らかいものの方が消化には良いですよねきっと。たまたま近くのスーパーではよくスルメイカが出ているので使っています)
※2烏賊の皮は、我が家では剥きませんが、その辺りはお好みでどうぞ。
※3お出汁は、昆布、干し椎茸、かつをで取ったものです。ご自宅のお出汁で味が合わない場合は、お醤油やみりんの量を加減してみてください。
昨夜の食卓にも出しました。(今季既に3回目)
これを思い出しながら作っていた時、なぜ大根も一緒に炊くのだろうと思っていましたが、祖父母と同居していたこともあり、消化に良いように、という配慮があったのですね。
やっぱりGood jobやったわ母ちゃん(笑)
今では我が家の冬の定番炊き込みごはん。
夫も気に入ってくれているので、今日のお弁当にも入れました。
(茶色い…そしてピンボケ…汗)
新鮮な烏賊を探してまた作ろうと思います。
こぎく