今年初めの着録と寸法のはなし
みなさまこんにちは。
こぎくでございます。
ご訪問ありがとうございます。
少しずつ下書きをして、何日かかけて一つの記事を仕上げるという、実にゆっくりな進度ですが、毎日必ず文を書く時間を取っていて、なんとなく感覚が戻ってきている気がします。
一週間に二回以上の更新を目指して、ブログの筋トレ継続中です。
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前回、少し予告めいた言葉で記事を終わらせていたのですが、お正月の出来事だけ列記して、着録を載せていませんでしたので、一つ挟ませてくださいね。
初詣の写真では
着物の上にコートや襟巻きなど、防寒具てんこ盛りの姿写真だけで済ませてしまいましたが、この下にはもちろん着物を着込んでおりました。
本塩沢に四君子柄の染め帯を合わせました。
どちらも船場センタービルの『きものなかむらせんば店』さんで頂いてきた、とても可愛らしいお値段(笑)のもの。
(着物と帯合わせても¥5000くらい…リサイクルショップって素晴らしい!)
リサイクル着物を買うときは、必ず寸法を確認するのですが、この時は、ふわっと羽織って腕を通し、まぁ、これぐらいなら着られるでしょう!と、大まかにしか見ないで買い求めていたのです…
そして、いざ、着ましょう!となった正月二日の朝。
身丈が全然足りないことに気付いたのでした…あわわわわ((((;゚Д゚)))))))
腰紐を極限まで下げて、どうにかこうにかおはしょりを作り、立ち座りの際にはいつもより所作に気をつけてゆっくり丁寧に。
何しろ、おはしょりの下線ギリギリの内側にすぐ腰紐があり、少しでもずれると腰紐がお出ましに〜(大汗)
着物を着慣れているとは言え、この日はさすがにヒヤヒヤでした。(でも、所作が丁寧になったなら良かったのかも笑)
帰宅してから測ったら、この着物の身丈はなんと150センチ!
私、身長が166センチですので、着やすいとされる身丈(身丈=身長)よりも16センチも短いものを着ておりました!!!(◎_◎;) 着やすさは別として、普通に着られるとされている寸法が、身長±10センチですので、いつもなら『これは着られない』と諦めるはずのものを買ってしまっていたんですね…
これが、よく言われる『着物はサイズ関係なく着られる』ということなのです。
ある程度なら着付けの仕方や丁寧な所作をすることで、着ることが出来てしまうのです。
(着付けの現場でも、かなりギリギリのところを攻めた寸法のお着物をお持ちされるお客様もいらっしゃるようで、着付師の腕が試されるとかいう話を聞いたことが…あるようなないような…知らんけど)
ですが、上に書いたように、これだけ短いと身動きの際にとても気を遣わなければなりません。ですのでこのような短いお着物は、みなさまにはあまりおすすめは致しません(苦笑)リサイクルショップでお着物を選ぶ際には、寸法は、なんとなく、ではなく、しっかり確認してくださいね。
そして実は。
短かったのは、着物だけではありませんでした(爆笑)
四君子柄の染め帯。
こちらも短かったのですー(汗)
お太鼓の折返しも足りなければ、手先の折返しもギリギリという緊張感満載の短さ…これはお店で買う前に分かっていたことでした。
でも、この柄が気に入って、何とかして締める!と連れて帰ってきたのです。
お太鼓の下線の仮紐を、帯の下線の内側に入れ込み、お太鼓が落ちないようにしてそのままお出かけしました。
(説明用にこの部分の写真を撮っておくべきでしたね。次回締める時には忘れず撮ります)
という訳で、着物も帯も、とにかく短い組み合わせが、今年の着物初めとなりました。
まぁ、色んな寸法の着物を着られるということは、着物の楽しみが増えるということですので、うっかりなお買い物も案外良かったのかもしれません。
(でも次はきちんと確認しますし、みなさまには決しておススメはしません苦笑)
こぎく