藍の生葉染め
みなさまこんにちは。
こぎくやです。
先日、藍の生葉で糸を染めました。
今月やりたかった事の一つが、染め、でした。
そのタイミングで、嬉しいことに藍の生葉をいただけたのです。
藍の染めといえば、藍建て。
葉を乾燥させると、その大掛かりな作業が必要ですが、摘みたての新鮮な葉を使えば、藍建てをする必要もなく、初心者の私でも簡単に染められるとのこと。
八月に浴衣レッスンを受けて下さったT様が、田舎で育てていらっしゃるとお聞きし、厚かましくもお願いして送って頂きました。
染め用に西天満のておりやさんで、ウールを2綛と絹を1綛購入。
(絹糸を写していませんでした…)
この子たちは何になってくれるでしょうか。
糸を見ていると想像が広がりますね。
ワクワクしながら、でも優しくふんわりと、下処理をしました。
染めの作業に移ります。
葉をちぎって洗い、ミキサーに掛け、水と酢を入れて染色液を作ります。
水の中で葉をよく揉むと、初めは薄緑色だった水が濃くなってゆき、少しずつとろみも出てきました。
不思議な感覚。
染色液に糸を投入。3つ、少しずつ時間をあけて。
(写真には写っていませんが、もう一つ、バケツにも染色液を作っていて、そちらに絹糸を入れて並行作業していました)
糸をよく泳がせては引き上げ、色を落ち着かせます。
最後に水洗いして、作業終了。
最初は緑色だったものが、気がつくときれいな青色になり、乾くとさらに色が変わって。
左2つがウール、右が絹です。
少し、葉っぱの緑を思わせる、優しい水色となりました。
何と合わせるか、何を織るか、ゆっくり糸と相談して決めましょう。
自然の色をいただいて染めた糸で機織り出来ることがまた嬉しいのです。
Tさま、葉っぱと、幸せな時間をいただき、本当にありがとうございました。
こぎく
着付けのお稽古しております。
詳しくはHPをご覧下さいませ。