こぎくや便り

着物と、暮らしと、時々バイク。日常の好きなことを綴ってまいります。

半襦袢を買ったらまずこれを!

みなさまこんにちは。

こぎくでございます。

ご訪問ありがとうございます。

 

先日、筒袖半襦袢を買いましたが、その後のことを。

 

普段着物に便利な筒袖半襦袢ですが、必ずひと手間、いや、ふた手間かけてから着ます。

必ず、という訳ではなく、私の個人的な理由で、そうしておいた方がとても助かる、というだけなのですが。

 

何をするかというと。

 

①替え袖を縫い付ける。

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自分の裄丈に合わせた位置に、替え袖を付けます。

替え袖を縫い付けておくことで、袖口や振りから中がちらりとのぞいても、長襦袢を着ているかのように見えます。

筒袖の上に替え袖を重ねるので、その部分は長襦袢より一枚多くなりますが、冬は暖かいので重宝します。

(なので、晩春から秋口までの暑い間は、替え袖を薄物にするか、袖を外して筒袖だけで着ています。そしてもちろん、衿も付け替えます!)

 

②馬乗り(脇縫い)を解く。

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既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、これは、ふくよかさんや、大胸さんにおすすめなのです。

 

着付け本などにもよく書かれていますが、長襦袢を着る際、衿先が胸を覆うように着ますよね。

が、私のようなふくよか体型の方や胸元にボリュームのある方は、誂えの襦袢でない限り、市販のもので胸元をしっかり覆うことができません…あぅぅ(;_;)

そこで。

この脇縫い部分を少し解くと、衿先の可動域が大きくなり、胸元をしっかり覆うことができるわけです。

 

解く長さは各々の体型に合わせて。

私はいつも、だいたいこんなもんかな〜ってやってます。(足りなかったらやり直し…ええ加減ですねぇ…)

 

***

 

こうして初めに少し手間をかけておけば、便利な半襦袢が更に着易くなります。

 

が。

ひとつだけ気をつけていることがあります。

筒袖半襦袢は、フォーマル着物の下には着ません。

替え袖を付けたとしても、上に書いたように、筒袖と替え袖が重なりますので、その部分が柔らかなフォーマル生地に響くことがあります。

フォーマル着物には、長襦袢か、二部式襦袢を着ています。(二部式襦袢も、本来なら、あまりおすすめではないのですが…汗)

 

みなさまも、着物の着用シーンで襦袢を使い分けて、簡単着物生活をお楽しみくださいませ♪

 

 

こぎく