舞い踊り語り落ちる 八月天神寄席へ
みなさまこんにちは。
こぎくやです。
先日、繁昌亭にお邪魔して来ました。
この日は八月二十五日、天神寄席です。
繁昌亭はもともと大阪天満宮の敷地であった場所を提供して頂いたため、その謝意を込めて、天神寄席と銘打ったテーマ落語会を行われているそうです。
開演前にみなさんと。
八月のテーマは日本舞踊。
『舞い踊り語り落ちる』
落語のネタは他の古典芸能から派生したものが多いだけあって、お稽古されている落語家さんもたくさんいらっしゃるそうで、今月のテーマにちなみ、落語家さんの舞のご披露もございました。
番組
林家染雀 「軽業」
桂三象 「お忘れ物承り所」
内海英華 「おんな道楽」
桂吉坊 「浮かれの屑より」
中入り
鼎談『オチのある舞踊噺』
山村若静紀(日本舞踊家)
高島幸次(大阪大学招聘教授)
寄席の踊り
林家染雀・桂三象・内海英華・桂吉坊
桂よね吉 「七段目」
落語以外の出演者が赤文字で記載されていますよね。
ここから「いろもん」という言葉が出来たのです。
天神寄席では高島先生、春之輔師匠のお二人がゲスト一名をお迎えして行われる『鼎談(ていだん・・・三名で向かい合って話をすること、だそうです。一つカシコになりました)』が特徴で、今回、舞の師匠、山村若静紀先生がご出演されました。
お三方のお話はテンポもよく、舞と踊りの違いや、落語家さんの名前と舞踊家の名前のしきたりの違いなど盛りだくさんな内容で、時間が押してしまうほど!それでも、まだまだ聴いていたかったです。
高島先生、春之輔師匠、ぜひまた静紀先生をお招きいただき、深いお話をお聞かせくださいませ。弟子一同楽しみにしております。
寄席の踊りでは、以前も拝見した三象さんの踊りもあり、春団治師匠に稽古をつけてもらったという英華師匠の踊りあり、英華師匠、染雀さん、吉坊さんによる「かっぽれ」もあり、観客のみなさん舞台に引き付けられっぱなし。
大トリは桂よね吉さん。
大盛り上がりした踊りのあとにも関わらず、あの「三象踊り」の後にもかかわらず!
「七段目」もう、本当に大笑いさせて頂きました。
終演後、周りの皆さんが口々に「これだけ見せてもろて、しかも安いし、なんちゅう贅沢な会や~」「ほんまやなぁ〜」と仰られるほど!初めから最後までたっぷり堪能させてもらいました^^
演者の皆さま、先生方、どうもありがとうございました。
九月のテーマは『ケッタイな医者』
落語には自分なら絶対に出会いたくないお医者さんがたくさん出てきますよね(笑)
そんなネタがたくさん並ぶようですよ。ぜひ繁昌亭へお出掛け下さいませ。
こぎく