昭和着物の鉄板コーデ
みなさまこんにちは。
こぎくでございます。
ご訪問ありがとうございます。
先日ご紹介した昭和の着物ですが、昔の母の着姿写真を探して参りました。
白地の着物
母の実家でのひとコマ。
お正月だったのかな?
これと同じページに、祖父、叔父、叔母も一緒に並んで撮った写真もありました。
兄がまだ一歳にもならない頃の写真です。
にーちゃん、めっちゃ可愛いかったや〜んww
ほっぺたの赤いのがたまらんわぁ~
きっとまだ授乳期間中だったのでしょうね。
胸が...帯の上に...まぁ、もともと大胸さんだったのもありますが。
他の写真を見ても、実にゆったり着ていました。
紺色の帯に、ピンクの総絞りの羽織を合わせています。
昭和40年代の嫁入り着物には必ずあったと聞く、赤系の総絞りの羽織。
さすがにこの羽織を着る勇気はなくて…
姪っ子ちゃんに着てもらえたらなぁと夢見ております。
でも。
着ちゃうかも。
だって暖かいんだもん。
(年々寒さに弱くなってきているのでね…苦笑)
ピンクの着物
妹の入園式の日の写真です。
これまた妹ちゃん可愛かったやんww
この年は私が小学校入学で、母はてんやわんやだったと思います。
それでも着物を着て出席してくれた母。
大変やったよね…帯揚げの始末が…あはは💦
でも、当時はみんなそこまで意識してなかったのかもしれません。
一緒に置いてあった集合写真に写ってるお母さん方ほとんどが、似たような「ふんわりな着姿」でしたから。
こちらもまた当時のお母さんの鉄板、黒羽織!
この後の集合写真には、ほとんどのお母さん方が色無地か無地に近い小紋に黒羽織を着ていらっしゃいました。
これは昭和50年代前半ですが、洋装のお母さんの方が少なくて、この頃はまだ、正式な場に着物で参加することが当たり前だったんですね。
記憶は曖昧なのですが、この組み合わせで母が一人で出かけたこともあったので、誰かの結婚式に参列したこともあったのかもしれません。
(もしかしたら羽織が違っていたかも...)
前回の記事に、うろ覚えで「黒地の帯を合わせていた」と書きましたが、実際には紺色の帯でした。
(上のコーデと同じポイント柄の名古屋帯)
この黒羽織はどなたかにお譲りしたようで、私が着物に興味を持ち始めた頃にはもう実家にありませんでした。
こういう黒羽織を、今、フォーマル用途ではなく、普段のお出かけ着としてカッコよく着られている方をたまにお見かけします。
私も持っていれば普段の上着としてどんどん着たかったなぁ。
ちょっと残念です。
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書きながら何度も写真を見直して、昭和のコーディネートもそんなに悪くないんじゃない?と思えてきました。
似合っていれば、今も上の写真のコーディネートのまま着るのもアリなのでは?
いかがでしょうか?
あ、さすがに私には無理ですけれど(苦笑)
お若い方にぜひ試してみてほしいです。
それにしても、どちらの着姿も、今の感覚で見れば、決して「きれいな着姿」とは言えませんよね。
ですが、着物が普段のお出掛け着の一つとして、普通の選択肢であった頃には、『補正』もせず、誰もが『ふんわりした着姿』だったのでしょう。
そして、それが当たり前だから、誰も気にも留めていなかったのでしょうね。
今は、もちろん、きれいに整えられたおはしょりや、すっきりした帯揚げは美しいと思っていますが、そこばかり気にしているよりも、まずは好きな着物を着てお出かけしたい気持ちを優先させてほしいと思います。
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余談ですが、今回の写真をブログに載せてもいいかどうか、兄と妹に確認した時の返信が…
兄「そんな昔の、いちいち聞かなくてもどうでもいい」
さすが手のひらにマスカケを持つ男…
興味ないところはバッサリ!
妹「いや~私かわいいわぁ~😍」
可愛がられて育った末っ子…さすがやわ…
でも、うん、可愛いよ!
ある意味、それぞれ当時の「素直な心」のまま、でした!
とりあえず、了解を得た!と理解して載せましたよ〜(*゚▽゚)ノ
こぎく