昭和の着物を令和に着る
みなさまこんにちは。
こぎくでございます。
ご訪問ありがとうございます。
本題とは関係ないのですが、なぜか今日、突然アクセス数が増えました。
一体全体何があったというのでしょう…
文楽人気?
だといいな〜
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さて。
先日文楽を観に行った日の着物のお話です。
友人Iちゃんと、初春らしくおめかし着物を着たいね!と話してはいたのですが、手持ちのおめかし着物というと…
・訪問着や付け下げなどのフォーマル着物⇨四枚
・自分サイズの色無地やよそ行き小紋⇨三枚
フォーマル着物…初日や千秋楽ならまだ着て行くことも考えますが、間の日の、夜の部だけ。
開演前のお茶の時間もたいして取れない。
⇨残念だけど今回はフォーマル着物ではないな〜
色無地や小紋…着やすいので、気付くとそればかり着ていて…
⇨たまには違うものを着たい!
(去年の初春文楽で着たコレとか、ほんと、何かあれば着ちゃうんです⇨
令和二年 初春文楽へ - こぎくや便り この頃はマスク無しで気にせず外出できたんですよね)
そこで思い出したのが、母から譲ってもらったお出かけ着物。
どちらももう私が着るには色も柄も若すぎるわ〜いつか姪っ子ちゃんの誰かに…と思っていたけれど。
もしかして、まだ着てもいいんじゃない!?
(右側、かなり黄味が強く出ていますが、現物はもう少し青味のあるピンクです)
母からもらった帯を載せてみると…
ポイント柄の帯
The 昭和ですね。
昭和40年代前半の若妻コーデ(笑)
昔見た写真では、母は、白い方にはこの上に赤い絞りの羽織を、ピンクの方には黒っぽい帯と黒羽織を着ていたように覚えています。
(黒羽織は誰かの入園か入学式の時かな?)
私が今このコーディネートで着てしまうと、少し痛々しい感じになってしまいます…
(着物を着始めた30代前半の頃に、一度そのコーデも試したことがあるのですが、当時は若さもあり気にはなりませんでした)
さて。
母が20代で着た着物を、そもそも、50歳の私が着ても似合うのか?
そして、昭和感を出さずに着られるのか?
散々頭を悩ませて、コーディネートを考えました。
まずは顔映りを見てみることに
(普通のカメラで撮ったら目は大きくなってなかったので、後から大きくしときました)
たぶん大丈夫…かな?
と思っていたら、ちょうど帰宅した夫も似合ってるよ!と言ってくれたのでホッ(笑)
次は帯合わせ
本町フリマでかつての姉弟子さんから譲っていただいた帯を載せてみました。
この帯、本当に何でも受け入れてくれる使い勝手の良い帯で、今更ながら改めて感謝です♡
またまた黄味が強く出ていますが、もう少し黒っぽい地の塩瀬帯です。
同色系ならすんなり馴染むかな?と思って合わせてみました。
そんなに悪くはないですよね。
柄は向い蝶。
着物が細かい花柄なので、春の訪れのイメージで合わせてみました。
白い小紋にも唐草の帯を載せてみました
着物の葉っぱの抹茶色から取って帯揚げを同じ色で
花の色から取った桃色の帯揚げ
そして、最終的に着たのがこちらのコーディネート
若干の昭和感が残るのは、着ている本人が昭和の子だから致し方あるまい…(-_-;
いつもは着物を選んだら、着替えの途中で適当に帯、小物を箪笥から引っ張り出してくるのですが(なので、たまにトンデモなコーディネートが完成してしまう…)、こうして事前にしっかり考えるのも実に楽しいです。
お出かけ着物は事前に合わせておくと良さそうですね!(←今それ⁉︎)
そして、どちらの着物も私には着丈が短く着るのに工夫が必要ですが、機会を作ってどんどん着てあげようと思います。
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余談ですが。
帰宅した夫に、この二つの着物、どう思う?と聞いたところ、夫の初めの言葉は…
『わぁ〜どっちも可愛いねぇ!買ったの?』
でした(汗)
いきなり着物二枚も買うわけないやん!
と答えると
『君ならやりかねん!』
まぁ、普段から「迷ったら両方」がモットーではありますが…
さすがに…
ねぇ。
(あ…でも、フリマなら…いや、もうその時期は過ぎたのよ…のはず‼︎)
こぎく